繁栄の根本精神の第四は

吾々が繁栄しょうと思うならば自分の内にある「繁栄」を引き出すことです。すべてのものは、外から吾々に近づいて来るように見えていても、実は自分の内にあるものが、外に映って外から動き出してくるように見えるのです。従ってまず自分の内にある「繁栄」を引き出してくれば、外の世界にも繁栄が近づいて来るのです。自分の中にある繁栄とは、心に描いた繁栄の空想のことではありません。心の繁栄を空想して破産した無数の相場師や投資家の実例で明白です。「生命の実相」で説かれている「自分の中にある繁栄」とは、自分の中にある「数理的先見」・「数理的秩序」の事です。数理を無視して、繁栄を空想し、神の加護を空想して、ダラシない放漫経営をしていて、「繁栄」を心に描いたのに「繁栄」が出てこなかったと考えるのは大変な間違いです。それは本当の信仰ではなく、神に責任を負わすところの卑怯な怠楕の一形式です。本当の繁栄は、この自然の天体の運行や肉体の生理作用など悉く数理的秩序によって整然と行われているように、事業の繁栄も数理的秩序によって積み重ねられてくるものです。繁栄を願うものは、「神よあなたの無限の智慧をもって我が事業を数理的に計画し実行することを得せしめ給え」と神に祈ることです。事業を成功させるには色々の条件を精細に検討し、数理的に予算を立てて堅実なる基礎の上に実行していくことです。このような生き方を貫くときに自然に繁栄の法則に乗ることができるのです。